コンバーチブルって乗ったことありますか?

1988年4月3日の写真
あのワクワク感がたまりません!!

黒は最初に購入したみたいです。
当時は今のように、オープンエアの車って、都内でもほとんど見ない時代だったから、そりゃもうどんだけ注目を浴びたか。
老若男女、みんながじろじろ見くてる。
ヨーロッパ車はコンバーチブルと言いますね、アメリカではオープンカーと言われていると思うのですが。
日本車で最初のオープンカー(多分)を購入した時(1987年、昭和62年)の話です。

初代ロードスターコンバーチブル
1989年にマツダのロードスター:コンバーチブルが発売され、希少価値感がグッと目減りしたかな。
まだサラリーマンをやっていた頃でしたが、セリカにコンバーチブルが登場するという情報をカー雑誌で目にしました。
憧れのオープンエアー、夢にまで見た車、これは買うしかない!!
確か、1987年の夏頃だったと思います。
当時のトヨタのニュースリリース(昭和62年10月5日)、これを見ると詳細がよくわかる。
このページでわかること
セリカコンバーチブルを予約!
とにかく、本屋の近くの公衆電話から、ドキドキしながらトヨタのディーラーに電話したことはいまだに忘れられません(笑)
なんせ携帯電話などない時代ですからね。
電話に出たディーラーも慌ててたみたいで、営業主任が最終的に出てきて、
「まだ発売日も購入価格とか何も決まってませんが・・・」
うろ覚えだけど、国道246沿いの神奈川トヨタ(宮前平)だったかなぁ。
とにかく、予約するからということで、神奈川県で購入第1号だったみたいです。
日本車だけど、日本ではコンバーチブルにする技術がない?!
日本から米国にセリカのシャーシーを持っていき、米国の専門メーカー(フォードムスタングをオープンカーに改造処理しているところ:(米)ASC社)で、オープン仕様にし、それをまた国内に持ち込み、最終工程はすべて日本で行うという説明を受けた。
85年のフルモデルチェンジでFF化された4代目セリカに、翌86年に追加されたGT-Four。2リッター・ターボエンジンと、トヨタ初のフルタイム4WDを組み合わせていた。
生産:1985 ~1989年
87年にセリカに追加されたコンバーチブル。ボディーのオープン化はアメリカの専門メーカーで行われた。
生産:1987~1990年
*写真:https://gazoo.com/article/meisha_sportscar/120927.html
土台となるセリカの値段が200万円ぐらいで(多分)、コンバーチブルにすると約330万円になってしまうのも仕方ない、というところか。
まだ実績がないので、納車までどれぐらいかかるかわからない。
と言われつつ、「4カ月ぐらいだと思います」とのことだった。
が、結局、半年、6カ月以上かかったとの記憶が・・・
赤が人気があるだろうと準備していたらしいのだけど、黒をオーダーしたので余計に時間かかったという言い訳だったかな(笑)
お金がなかったのによく買ったなあと思う。
当時の嫁は浪費家だったから、そのお陰かなあ(^_-)-☆
オープンカーなのに納車が2月、冬のど真ん中
納車されたら、乗りたいに決まってるじゃん!!
オープンにしてだよね!
2月に納車って、やってくれるよねトヨタ!って感じで(爆)
襟までガッツリあるダウンを着込んで、ホッカイロを入れて運転したなあ。
悲劇は後部座席に座らされた友達。
「乗らせろよ!」ってことで二人の友人を載せたんだけど、一人は後部座席だよね。
前の座席は、頭頂部と後ろから巻き込む風だけなんだけど、後はもろ強風に晒される。
第3京浜港北インター~横浜新道経由で茅ヶ崎あたりまで約1時間のドライブ。
あのデニーズでメチャクチャ注目を浴びながらお茶して、返ってきたのだけど、後部座席の友人は翌日、熱出して仕事休んだらしい(*^^*)
シートの首元から暖かい風が出てきたり、巻き込み防止になっていたりとか、シャシーの剛性の面でも強かったのは、当時だったら、ベンツのSL以外にもあったんだろうか?
セリカコンバーチブル:約300万円
ベンツSL:約1,500万円
ですからね。
セリカコンバーチブル、中古市場で良い値してる
1990年前後のセリカコンバーチブル、中古車市場でけっこういい値していました。
グーネット:セリカコンバーチブル
カーセンサー:セリカコンバーチブル
新し目のものより古い方が価値があるんだね、やはり。
それにしても、自分が後先考えずに購入した車の評価がこんなに良かったのを知って、ジワーと嬉しい気持ちになってきました。
良かった点
車内が狭く感じない丁度良い大きさで4WSとも相まって小回りが利くので狭い所も楽である。 重心が低くて揺れない安定感があり、スピード感が感じられる。 低速回転域から高速回転域まで強力なヤマハ製エンジンを搭載しているので、5速マニュアルでも第3速だけで発進から高速道路に行ける。 革巻きステアリングとシフトノブと座席の革がアメリカの良さを感じさせる極上の感触で、座り心地が特によい。 街中をブレーキをかけずに素早いハンドルさばきですりぬけると、同乗者に「ジェットコースターに乗っているみたい」と言われた程スムーズな運転ができる。 布製屋根を電動油圧式開閉機構により赤信号で一時停止中に開閉すると、周囲からうらやましがられます。 風の巻き込みは屋根より窓のほうが大きいので屋根を開けて窓ガラスを上げて走行することが多いです。 駐車中に直射日光で車内が熱くなっても屋根を開けると一気に冷めます。また布製屋根は金属製屋根程、熱くならない感じです。 ゴルフに3人で行く時のトランクには屋根開でキャディーバッグ3つ入り、4人だと屋根閉にするとキャディーバッグ4つとボストンバッグ等が余裕で入りました。また、後部座席を倒してトランクと室内をつなげて長い物や大きな荷物を運びました。屋根を開閉してトラックでないと無理な大きなものを積み込むことができます。 電動シートではないので、後部座席の乗降が簡単に素早くできます。(電動シートは愚の骨頂です) リトラクタブルヘッドライトがかっこよいですが、長いまつ毛が付けられると面白いのにと思います。 駆動系が多いですが、28年間全く故障もなく、雨漏りもなく、よい自動車です。総評
これほど良い自動車は他にありません。このような贅沢な自動車が限定生産とはいえ、格安で購入できたバブルの時代はもうこないのでしょう。それより、これらのよさがわかる人がいないので製作されることがなくなったことを悲しく思います。
セリカコンバーチブル1988年モデルの解説とスペック
1985年8月に発売した「(4代目)セリカ リフトバック」の代から後輪駆動に代えて横置きエンジンによる前輪駆動を採用。プラットフォームは、FFの「コロナ」/「カリーナ」用。ボデーは空気抵抗係数0.31の、“流面形”をテーマにデザインしたハッチバッククーペのみとした。室内では一部車種にカラー液晶デジタルメーターを初採用。1986年10月には、185PS/24.5kgmを発生する3S-GTEU型DOHCターボを搭載するフルタイム4WD、「GT-FOUR」を発売し、このモデルからWRC(世界ラリー選手権)への本格参戦を開始した。1990年に、ドライバー、カルロス サインツが日本車初のドライバーズタイトルを獲得した。
写真は1990年代中頃に出た5代目セリカコンバーチブル。後ろにトヨタのマークがついてるけど、購入した初代の車にはこのマークはなかったはず。
2代目セリカコンバーチブルのスペック表
1987年10月、パワートップの「(1代目)コンバーチブル」を追加(受注生産方式)。コンバーチブルへの改装を担当したのは、アメリカのASC(American Sunroof Corporation)社で、幌の開閉は油圧式である。
古き良き愛車についての記事でした。
3歳の子供がオープンにした状態だととっても嫌がったので、結局、4年乗って買い換えました。