琵琶鱒(びわます)・・・聞いたことないですか?!
琵琶鱒は、サケ目サケ科に属する淡水魚で、日本の琵琶湖にのみ生息する固有亜種です。
地元では、琵琶湖の宝石とも称されています。
私は存在は知っていましたし、琵琶湖の北の方でバスを釣っていたら掛ったこともありました。
でもその頃は、バスじゃないし何この魚・・・って感じでリリースしてましたけどね。
最近めちゃくちゃ「うまい」という話が、あちこちから聞こえるようになり、食べてみたくなりました。
ならば、琵琶鱒を釣って食べよう!
ちょうど琵琶湖の高島付近で、同級生とキャンプするという事になり、だったら琵琶鱒を釣って食べようという事になりました。
釣り好きの3名が早出で、琵琶湖に集結し琵琶鱒ガイド船で釣りスタート!
※琵琶鱒釣りは登録して許可が必要なので勝手に釣って持って帰ると、密漁になり厳しく罰せられます。
釣り方は、ガイドさんがルアー仕掛を水中におろして、トローリングしアタリをとって魚を掛けるところまでを行い、我々はリールを巻くだけ・・・そしてすくってもらう。
全くの初心者の方なら魚の引きを味わえて、それなりに楽しいと思いますけど・・・
釣り人としては、アタリ~フッキングまでの一番面白い部分ができない・・・
・・・おもろない・・・
しかし、どんどこ釣れます!!!
・・・おもろないけど・・・
ほんとに愉しむなら自分で琵琶鱒引綱漁の許可とって、自分の船でやるしかないな・・・とか考えながら
確かに出す竿の数も多いし、手慣れてないとややこしいトラブルが続発しそうですけど、
まあ仕方ないのかな・・・・・・自分の頭の中をこの後キャンプで食べる事だけを思い描くように言い聞かせ、レシピなんかも考えながら
1人のリミットが5匹なので3人で15匹を水揚げしました。
後発隊と合流しいざキャンプへ
いよいよ琵琶鱒を食べるぞー!という事でキャンプで料理が始まりました。
琵琶鱒の身はほんとに柔らかく、さばきにくいのですが、腕に覚えの同級生が丁寧にさばいてくれました・・・感謝!!!
まずは、琵琶鱒のカルパッチョ
琵琶鱒は川魚ですが、水産試験場で検査の結果寄生虫などはいないことが確認されており、生食OKなので安心して生で食べれます。
食べた感想は、今まで食べた鱒の中でダントツに旨い!!!さすが琵琶湖の宝石と言われるだけの事はあります。
サーモン系独特のニオイや変な脂の味がない、いわゆる雑味が無い純粋な旨味とでもいうのでしょうか・・・現時点では最高峰の鱒だと言い切れますね。
レシピは、薄切りの琵琶鱒をお皿に並べて、オリーブオイルとハーブソルトを適量振りかけ、バジルの葉っぱをちぎって乗せて出来上がり・・・簡単!
お次は琵琶鱒のアヒージョ
これも琵琶鱒の旨味が存分に出て美味しい!
レシピは、琵琶鱒の切り身とニンニク、トマト、玉ねぎ、セロリなんかを鉄鍋に入れて、オリーブオイルで炊いて、ハーブソルトで味を調えて出来上がり・・・これも簡単!!
で、琵琶鱒のちゃんちゃん焼き風
レシピは、その辺にあった野菜・・・3枚におろした琵琶鱒をしっかり目に塩胡椒して軽く焼いてからキャベツともやし、玉ねぎの上に乗せて、アルミホイルで蓋をして焼くだけ・・・これまた簡単!!!
焼きあがったら身をほぐして混ぜ混ぜして食べる。甘めの味噌ダレに付けても良いし、洋風にオリーブオイルと合わせてもイケます!!!
もうワインが止まりません・・・まだまだ色々な料理があったのですが、釣りで早起きしたもんで寝てしまいました・・・すみません。
帰ってからも琵琶鱒
帰ってから、食べきれずに持ち帰った琵琶鱒をなじみの居酒屋さんで調理してもらいました。
琵琶鱒のお寿司です
何と言ってもにぎりが最高でした!!!別格と言っても良いと思います。
2日間にわたって琵琶鱒を食べつくしましたが、2日目の方が熟成されて更に旨かったですね。
琵琶鱒は全て神経締めしましたので、それも良かったのかなと思います。
皆様も一度琵琶鱒を味わってみてください!!!
しかも、旬は夏場です・・・きっととりこになりますよ!
今年は登録して自分の船かレンタルボートで琵琶鱒釣りに行きたいなと企んでいます。